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概要

OSJ-vol52

TriathlonOSJ freestyle express vol.52 6文/田中瑠子張ってね」と声をかけていたのがほほえましかった。ほかの選手との接触などリスクが少ない個人タイムトライアル競技であり、タイムを比べるカルチャーがないトライアスロン。だからこそ、自分の年齢、体力に応じて無理なく続けられるのだろう。魅力33種目あるからこそ、飽きずに走りきれるスイム、バイク、ラン全部やるなんて大変と思われがちだが、飽き症の筆者にとっては逆に、「飽きるころに次の種目が始まる」からこそトライアスロンは楽しい。30?40分ほど泳いで「そろそろ陸に上がりたい」と思うころにバイクが始まり、1時間半ほど無心で漕いだあとにランが始まる。いい気分転換になるため、思っていた以上にあっという間に終わるのだ。練習においても、気分によって3種目から選べるので無理なく続けやすい。好きな種目から始めて体力に自信をつけてからほかの種目の練習に移るのもいいだろう。そして、これはおまけだが「完走するとみんなが褒めてくれる」のもトライアスロンの大きな魅力だと思う。トライアスロンには「運動能力の秀でた人だけが挑戦できるスポーツ」というイメージがいまだ根強い。ゆえに「完走できた」というだけで、周りが称賛してくれて気分がいい。オリンピックディスタンスであれば、3時間体を動かし続ける体力さえあれば完走は十分目指せるのだが、偉業を成し遂げたアスリートのような気持ちに一瞬でも浸れるのは、トライアスロンならではだろう。トライアスロンを始める最大のハードルが「スイム」という人は少なくない。苦手分野は、その道のプロに基本から教わるのが一番の近道!スポーツジムや公営のスイミングプールには、目的に応じたレッスンが多く開講されており、自然環境の中で完泳するための、トライアスロンやオープンウォータースイム向けの泳法クラスもある。まずは息継ぎの仕方を覚え、50m泳げるようになれば完走は見えてくる。スクールに一歩踏み出しさえすれば、夢のトライアスリートへの道は、ぐっと近くなるはずだ。年齢や運動歴は関係ない!自分のペースで長く続けられる生涯スポーツ距離が長く過酷な競技とイメージされがちなトライアスロン。しかし、レースの種類によってその距離はさまざま。自分のレベルに合わせてステップアップしながら、完走の達成感を楽しむことができる。筆者は数年前、本誌で「オリンピックディスタンス(スイム1.5km、バイク40km、ラン10km)の完走を目指す」企画に参加。約半年間の練習の結果、3時間28分という非常にスロータイムながら目標を達成することができた。「絶対に無理」「なんでトライアスロンなんて」などとぶつぶつ文句を言いながら練習していたのだが、大会を終えたときには、あまりのうれしさに「この達成感をまた味わいたい」と思っていた。そこで感じたトライアスロンの魅力とは何だったのか。改めて振り返ってみると、次の3つに集約される気がする。魅力1自分のペースで楽しめるもともと誰かと競うことが苦手なので「大会」の響きにしり込みしていた。自分が決めた目標に向けてはコツコツ頑張れるのだが、人と競らなければいけない場面では、途端に弱気になってしまう。しかしトライアスロンとは、そんなメンタル弱めな自分にも最適なスポーツなのだ。大会には上位を狙う選手から、友達に連れられて参加した初心者の女性まで、幅広い年代の、さまざまな目標や目的を持って参加している人がいる。完走を目指すのであれば、約3時間の間、前に進み続けるためのペースを保つことが大事になる。手ごたえを掴んだら、次の大会に向けて、タイムを縮めるために「マイペース」の上限を高めていけばいい。「今回はこのペースで頑張ろう」と自分の目標に向けて走れるため、ゴール後の達成感も大きいのだ。魅力2いくつになっても自分の目標を追える生涯スポーツ年齢を重ねても続けられるのがトライアスロンの魅力だ。実際に参加した大会でも、「毎年出ているけれどいつもタイムぎりぎり」と笑顔を見せる70代の男性参加者がいた。周りの参加者や観客たちも「今年も頑トライアスロンそれぞれの距離スーパースプリントもっとも短い距離。スイムはプールで行われることもスイム400m、バイク1 0 km、ラン2.5kmスプリントディスタンス初心者はここから挑戦してみてはスイム750m、バイク2 0 km、ラン5kmオリンピックディスタンスオリンピックのトライアスロン競技の距離。大会数も多く挑戦しがいがあるスイム1500m、バイク4 0 km、ラン1 0 kmミドルディスタンスオリンピックディスタンスの2倍。「アイアンマン70.3」など人気大会が多いスイム1900m、バイク9 0 km、ラン2 1 kmアイアンマンディスタンストライアスリートが目指す憧れのロングスイム3800m、バイク1 8 0 km、ラン4 2 km※距離は一般的な区分に基づき、大会によって設定が異なります。